結婚式のスタイルを決めるとき、「披露宴にするか、食事会にするか」で悩むカップルはとても多いものです。
どちらもゲストへの感謝を伝える大切な場ですが、費用や雰囲気、ご祝儀の扱いなど、意外と違いがあるんです。
- 盛大に披露したい気持ちもあるけど、予算も気になる…
- 少人数で落ち着いた雰囲気にしたいけど、ご祝儀はどうすればいいの?
そんな悩みに寄り添いながら、この記事では 披露宴と食事会の違い をわかりやすくご紹介します。
- 披露宴と食事会、それぞれの特徴と雰囲気の違い
- ご祝儀の扱い方や相場の違い
- 費用や演出など、選ぶ際に知っておきたいポイント
- 実際に食事会を選んだプレ花嫁のリアルな体験談
- どちらが自分たちに合っているか判断するためのヒント
実際に食事会を選んだプレ花嫁の体験談も交えながら、あなたに合ったスタイル選びのヒントをお届けします。
披露宴と食事会の違いとは?
結婚式のあとに行う「披露宴」と「食事会」。
どちらもゲストへの感謝を伝える場であることに変わりはありませんが、内容や雰囲気には大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの特徴をわかりやすく整理してみましょう。
披露宴
披露宴はその名のとおり、新郎新婦が結婚を披露するためのパーティ。
一般的には、親族だけでなく、友人や職場関係の方など、多くのゲストを招待し、華やかな演出や衣装チェンジなども取り入れながら盛大に行われます。たとえば…
- ケーキ入刀やキャンドルサービスなどの演出がある
- お色直しで衣装を変える
- 司会進行やBGMなども事前にしっかりと準備
- 演出や人件費などで費用は高めになる傾向

感謝を伝えながら、ゲストに楽しんでもらいたい



特別な思い出として残したい
そんな方にはぴったりのスタイルです。
食事会
食事会は、より小規模かつカジュアルなスタイルの結婚式後のお食事会。
主に親族やごく親しい人だけを招いて、落ち着いた雰囲気のなかで感謝の気持ちを伝える時間を大切にできます。たとえば…
- 招待人数は10〜30名ほどの少人数が中心
- 演出は控えめで、歓談を中心に進行
- お色直しや派手な演出は基本的になし
- 会場もレストランや個室のある会場を選ぶケースが多い
- 準備や費用の負担も少なめ



形式にとらわれず、自分たちらしい時間を過ごしたい
そんなカップルに選ばれることが多いスタイルです。
披露宴と食事会、どちらを選ぶべき?
それぞれに魅力がありますが、大切なのは「自分たちがどんな時間を大切にしたいか」ということ。たとえば…



盛大なお披露目にはちょっと照れがあるけど、大切な人とはゆっくり話したい
そんな思いがあるなら、食事会スタイルはとてもフィットします。
次は、実際に「食事会」を選んだプレ花嫁の体験談を交えながら、ご祝儀や費用感 についても詳しくご紹介します。
ご祝儀はどうなる?
披露宴と食事会では、ご祝儀の金額や扱い方にも違いがある ことをご存じですか?
- 食事会だけの場合でもご祝儀っていただくもの?
- お返しはどうすればいい?
など、迷う方も多い部分です。
ここでは、それぞれのケースでのご祝儀の考え方と、実際の体験談を交えて解説します。
披露宴の場合のご祝儀
披露宴では、一般的にゲストから ご祝儀をいただくのがマナー とされています。
招待する立場としては、いただいたご祝儀の中から料理・引き出物・会場費などを賄う形になります。
- 親族:5万〜10万円
- 友人・同僚:3万円
- 上司・目上の方:5万円
この金額は「ご祝儀制」の披露宴を前提に考えられていて、豪華な料理や演出、引き出物などでおもてなしすることでバランスが取れるようになっています。
食事会の場合のご祝儀
一方、食事会では「ご祝儀をいただくかどうか」はカップルによって考え方が分かれます。
一般的には、披露宴よりもカジュアルで少人数の会であっても、ご祝儀はいただくことが多い ですが…
- 会費制にする
- 事前に「お気遣いなく」と伝える
- ご祝儀を受け取るが、お返しをしっかり準備する
など、柔軟な対応がされるケースが増えています。
プレ花嫁のリアル体験談
私たちの場合は、親族のみの少人数で「食事会」というスタイルにしました。
披露宴のような演出はなく、ケーキ入刀と両親への手紙だけ。あとは、ゲストとの時間をゆっくり過ごすことを優先しました。
ご祝儀については、皆さんから 結婚祝いとして一般的な金額をいただきました。
ただ、披露宴のように「ご祝儀=食事代を差し引く」という考え方ではなかったので、お返しは相場に応じて丁寧に準備 しました。
ちなみに、以前兄が入籍のみをした際は、後日「食事会だけ開催」したのですが、そのときは お祝いの気持ちを込めて少し多めに包みました。
こうしたケースもあるため、「相場通り」「ご祝儀不要」など、形式にとらわれすぎない柔軟さも大切かもしれません。
ご祝儀に正解はありません。
ただ、披露宴でも食事会でも、「感謝の気持ちを伝える」ことが大前提。
もらいすぎたと感じたときは、後日お返しを用意するなど、心を込めた対応が何よりのマナー です。
次は、ここまでの違いを表でまとめながら、それぞれのメリット・デメリットを整理していきます。
あなたの理想に近いスタイルを、見つけていきましょう。
披露宴と食事会、それぞれのメリット・デメリット
こまで読んで「なんとなく違いはわかったけど、結局どっちがいいんだろう?」と迷っている方もいるかもしれません。
そんなプレ花嫁さんのために、披露宴と食事会の違いをわかりやすく表でまとめてみました。
それぞれの良さや注意点を比べて、自分たちにぴったりのスタイルを見つけるヒントにしてください。
披露宴 | 食事会 | |
---|---|---|
招待人数 | 多め(親族・友人・職場関係など) | 少人数(親族や親しい人中心) |
雰囲気 | 華やか・盛大 | アットホームで落ち着いた雰囲気 |
演出 | ケーキ入刀・お色直し・キャンドルなど多彩 | 基本的に少なめで、自由に選べる |
衣装 | 複数パターン楽しめる(お色直しあり) | 基本的に1着のみ(変えるなら自費負担あり) |
会場選び | ホテル・式場など大規模な場所が中心 | レストランや少人数向けの個室会場も選びやすい |
準備の大変さ | 演出や席次、進行など決めごとが多い | 比較的準備がラクで、自分たちらしくできる |
費用 | 高め(1人あたり3〜5万円ほど) | 抑えめ(1人あたり1〜2万円ほどが目安) |
ご祝儀の相場感 | 一般的なご祝儀(3万円〜) | ご祝儀をいただくこともあるが柔軟に対応可能 |
どちらを選んでも、正解です



派手なことは苦手だけど、きてくれる人との時間は大切にしたい



一生に一度だから、華やかにお祝いしたい
どちらの気持ちも、どちらの選択も、まちがいではありません。
大切なのは、2人が「納得して決められるかどうか」ということ。
このあと紹介するまとめでは、そんな気持ちの整理にも役立つ視点をご紹介します。
まとめ|大切なのは「2人らしい選択」
披露宴と食事会、それぞれに良さがあって、どちらが正解というわけではありません。
披露宴は、特別な一日を盛大にお祝いしたい方にぴったりのスタイル。一方で、食事会はゲストとの時間をゆったり過ごしたい方に選ばれています。
どちらを選ぶにしても、ご祝儀ですべてをまかなう前提ではなく、「感謝を伝える場」としてどうしたいか を軸に考えることが大切です。
予算や準備の手間に追われすぎると、本来の「幸せな日」がプレッシャーになってしまうことも。無理をせず、自分たちらしい結婚式の形を話し合ってみてくださいね。
きっとその先には、お互いにとって心地よい「ちょうどいいスタイル」が見つかるはずです。