背中ニキビをセルフケアしたい!原因と予防について徹底解説

背中に小さなブツブツとしたできものができていて、ドキッとしたことはないですか?

その正体、実はニキビです。

背中ニキビは、悪化しやすいことが特徴。やはり、自分では見えにくい部分であることが大きな理由といえます。

ブツブツがあると、背中が大きく開いた憧れのウェディングドレスも自信をもって着れないですよね。

それに跡が残ったら最悪!

今回は、そんな悩める人に背中ニキビの原因と予防についてお伝えします。

病院に行く時間がない!通う時間がない!という人も原因と予防の仕方が分かれば自宅でセルフケアできるのでは?と思い調べてみました。

目次

背中ニキビになりやすい人とは?原因を解説

背中ニキビは治っても再発する人が多いようです。

なぜニキビが背中に集中するのでしょうか?背中ニキビを繰り返す人の特徴と原因を探ってみました。

背中ニキビの原因4選
  1. ホルモンバランスの乱れ
  2. マラセチア真菌
  3. 背中には皮脂腺が集中
  4. シャンプーの洗い残し

ホルモンバランスの乱れ

ストレスや睡眠不足は自立神経の不調を招き、緊張時に働く交感神経が活性化します。

通常は自律神経とは、交感神経と副交感神経が上手くバランスよく保たれているのですが、乱れてしまうと交感神経が優勢になってくるというわけです。

その結果、男性ホルモンの分泌が過剰になってきて、皮脂腺を刺激するため、皮脂がたくさん分泌され、毛穴が詰まってしまいます。

マラセチア真菌

毛穴が詰まっている状態は白ニキビといって、放っておいても自然に治る場合もありますが、悪化するとそう簡単にはいきません。

顔にできるニキビの原因となるアクネ菌とは違い、背中ニキビにはマラセチア真菌が関係しています。

私たちの身体に普段から存在する常在菌には、おなじみのビフィズス菌など腸内の菌がありますが、皮膚の表面には、アクネ菌やマラセチア真菌などが住みついているのです。

皮脂がいっぱい詰まっている背中の白ニキビは、アクネ菌と同様に、皮脂を好むマラセチア真菌には絶好の活躍場ですから、毛穴に入り込み炎症を起こします。

ただし、背中ニキビは、顔にできるニキビと違って、かゆみや痛みがありません。だからこそ気づくのが遅くなるんです。

気がついたときには、すでにニキビ跡になっている場合もあるので、気をつけたいですね。

背中には皮脂腺が集中

背中のニキビも顔のニキビも、皮脂の過剰分泌が原因ですが、背中の場合は、特に皮脂の分泌腺がたくさん集まっているので、顔よりも皮脂が出やすいのです。

また、背中に生えている太いうぶ毛により皮脂が皮膚の表面に出にくいため、余計に詰まりやすくなってしまいます。

特に、両肩をつなぐ横のラインと背骨の縦ラインのTゾーンと周辺の肩甲骨辺りは、皮脂分泌が盛んな部分でニキビができやすいのです。

背中のTゾーン

背中にも顔と同じTゾーンがあるのは面白いですね。

シャンプーの洗い残し

入浴時に体を洗ったりシャンプーしたりする際に十分に洗っていないと、石鹸、またはシャンプーやトリートメントなどが背中に残ってしまいニキビの原因になります。

以上、主な原因を挙げましたが、背中ニキビができやすい人は、ストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れていることや、シャンプーの洗い残しなど日常生活の何気ない行動や習慣が原因になっている場合が多いようです。

日常生活で気をつけたいことは、このあとの予防方法でも詳しくお話ししますね。

背中ニキビの予防は日常生活の見直しから

日常生活・生活習慣の見直しから背中ニキビを予防しましょう。

背中ニキビの予防5選
  • 入浴時の注意
  • 清潔なものを身につける
  • 刺激のない洗剤、柔軟剤を使う
  • ストレスや睡眠不足に注意する
  • スキンケア

入浴時の注意

入浴時に、シャンプーやリンスを十分に洗い流していないと、背中にシャンプー剤が残ってしまうことは原因のところでもお話ししましたね。

そのような状態を防ぐためにも、洗髪をしたら、次に洗顔をして、最後に体を洗うという順番が良いでしょう。湯船にゆったりと浸かることもポイントです。

清潔なものを身につける

下着のように肌に直接触れる衣類は、肌なじみの良いものを選んでくださいね。

素材は肌にやさしい綿が最適です。就寝時はコップ一杯もの汗をかくのですから、パジャマやシーツはできる限り毎日洗濯をして、いつも清潔なものを使いたいですね。

背中ニキビを繰り返す人は、朝シャワーを浴びると効果的です。

刺激のない洗剤、柔軟剤を使う

香料の強い洗剤類は刺激が強い傾向があり、背中ニキビを誘発することもあるので、商品を選ぶ時には注意しましょう。

ストレスや睡眠不足に注意する

ストレスや睡眠不足もマラセチア真菌を増やす原因となります。

肌が正常な状態ならいいですが、皮脂分泌が過剰で、毛穴が詰まったりしているときは、マラセチア真菌を増やす行動には日ごろから気をつけましょう。

スキンケア

背中を洗うときには、ボディブラシなどでゴシゴシと力を入れて洗ってはいけません。

刺激により肌のバリア機能が弱くなるので、ニキビがすでにできている場合、炎症を悪化させます。こすり過ぎないようにやさしく洗いましょう。

刺激をしないで角質を取り除く方法として、ピーリング成分配合の石鹸を使うケアをおすすめします。

ピーリングは、酸などの力により、古い角質を溶かして、肌のターンオーバーを促進する効果があります。ピーリングの後は、肌が乾燥しやすいので、必ず保湿をしてください。

ニキビの予防に効果のある食べ物と成分とは?

皮脂の過剰分泌には、食べ物が少なからず影響することもあります。ニキビの予防には、どんな栄養素を意識して摂ったらよいでしょうか?

皮脂分泌を抑える

ビタミンB群の中でも、ニキビ肌には、特にB2、B3、B5、B6が大切です。肌の生まれ変わりを助け、皮膚に栄養を与えます。ビタミンB1とB12は、肌に栄養を運ぶために欠かせません。

ビタミンB1豚肉モモ・ヒレ、うなぎ、たらこ、ピーナッツ
ビタミンB2レバー、納豆、乳製品
ビタミンB3たらこ、マグロ、カツオ・玄米・大豆
ビタミンB5卵、レバー
ビタミンB6カツオ、マグロ、鶏ささみ
ビタミンB12しじみ、レバー

健康な肌を維持し、新陳代謝を促す

ビタミンAかぼちゃ、にんじん、ホウレンソウ
ビタミンCレモン、イチゴ、緑黄色野菜、イモ類
亜鉛牡蠣、ゴマ、アーモンド、玄米

背中ニキビのホームケアは日常生活の見直しがおすすめ

背中ニキビは、過剰な男性ホルモン、マラセチア真菌の増殖などが原因ですが、ストレスや睡眠不足、日々の生活習慣や食事を改善することで、回避できるのです。

まずは、日常生活の見直しから始めてくださいね。

ただし、ニキビが背中全面に広がっている場合や、炎症部分に腫れがある場合などは、皮膚科専門医を早めに受診することをおすすめします。

肌のターンオーバーが回復すれば、ニキビが新しくできる可能性も少なくなってきますよ。

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